健康な暮らしと温度との関係①

2020年に『平成25年省エネルギー基準』義務化に向け、新築住宅においては省エネ住宅が俄然注目されています。

その中身は主に、暑さ、寒さの気温の影響を抑え、省エネルギーで室内環境を快適にするための断熱性能を重視したものです。

と同時に、高気密、高断熱ので生活する方が健康で長生きすることに繋がるということから『健康住宅』、『健康リフォーム』という言葉も頻繁に聞かれるようになりました。

 

しかし、今、私達が実際に生活している家はどうでしょうか?

健康、安全、快適という当たり前の条件を満たしていない住宅も意外と多いのではないでしょうか?

今回は、健康、安全、快適ということを考えたときの1つの要因である住宅の《温度》について、改めて考えてみたいと思います。

四季のある日本特有の温度環境は、素晴らしくもありますが同時にその暑さ、寒さ、また温度差というものは私たちの健康で快適な生活にとって障害となっている側面があることも間違いないでしょう。

その温度というものがどのように私たちの『健康』への障害となっているのか、そしてどのように対応していくことが大切かを見ていきましょう。

 

《健康寿命と家庭内事故の実態》

まず初めに、『平均寿命』と『健康寿命』の興味深いデータを見ていきましょう。

平成24年度6月に厚生労働省が発表したもので、日本人の『平均寿命』と『健康寿命』のデータです。

*健康寿命=要介護状態や寝たきりにならず、自立して日常生活ができる期間

 

日本人の健康寿命は男性で70.42歳   女性で73,62歳

日本人の平均寿命は男性で79.64歳   女性で86,39歳

このように、世界でもトップクラスの長寿国日本ですが、注意しておきたいのは平均寿命と健康寿命との差です。

この差の意味は、(思ったように動けない)、(自分の思ったとおりに生きられない)という時間が男性は約9年間、女性は約13年間も人生の最後にあるというふうに捉えることも出来ます。

特に男性は定年退職が65歳~70歳という変化を考えたときに、退職後に健康で有意義な生活ができる期間は非常に短いということになります。

 

もう一つ、家庭内事故数の上昇も注視したいところです。

厚生労働省がまとめている「人口動態統計」(2015年)によると1年間で家庭内で発生した不慮の事故は1万3952人で、この数字は交通事故死の5646人の2倍以上となっています。

最も危険な季節は12月~2月にかけての厳冬期です。

この寒さが厳しい時期にはやはり、死亡率が最も高くなりこの3ヶ月で全体の約半数を占めています。

症状としては、脳血管疾患や心疾患のリスクが飛躍的に高くなります。

このような家庭内事故や疾患の原因としては様々な要因が考えられますが、その要因のひとつとしてやはり住宅内の『温度』が関係してるのは事実でしょう。

地球温暖化の影響で夏の暑さも年々厳しくなる温度変化の中、私たちはその変化に対する十分な備えをしていかなければいけませんね。

次回は『暑さ』『寒さ』によって実際に起こりやすい家庭内事故とその対策について考えみましょう

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