健康な暮らしと温度との関係②

前回の続きになります

今年は特に注意が必要な熱中症と住宅について☆必見です 

 

(夏の暑さと熱中症)

夏の暑さによる家庭内事故で最も注意して頂きたいのは『熱中症』です。

総務省消防庁によると2017年の7月だけの調査で、熱中症による救急搬送された人数は、2万6702人。2010年以降その数は急上昇し、毎年4万人以上となっています。

熱中症といえば、私たちは外部で炎天下での作業や運動の際の体の不調をイメージしがちですが、室内、室外を問わず起こりえる症状です。

特に住宅内から緊急搬送された熱中症の割合が全体の43%と(H27年度 東京消防庁調査)と突出した数字となっているのは意外に知られていないことですね。

中でも高齢者、特に女性の割合が増加中というデータがあります。

 

これは主に高齢者の身体的特徴(暑さを感じにくい)(体温調整の為の 汗をかきにくい)(喉の渇きを感じにくい)などの特徴が原因しています。

その結果、『体温が上昇する』→『脱水症状』などの症状が現れます

 

また、注意していただきたいのは、『脱水』をおこすのは何も高温環境下のみではないということです。

室温がそれほど高くなくても、湿度が高ければ『脱水』になることもあります。

中には室温が25度前後なのに多湿が原因で脱水になったという症例もあるそうです。

高齢者の中にはクーラーは体に悪いと思い込み、真夏でもほとんどエアコンを入れない人もいますが、これは非常に危険です。

エアコンの冷房の光熱費を心配する方もいらっしゃいますが、関西での冷房のエネルギー消費量がが1年で占める割合は2.6程度です。日本人の気質で、我慢が美徳のような考えを持つことは一概に悪いとは言えません。

ただ、こと健康に関しては体に負担がかかるような環境で我慢することは美しいことではないと思いませんか?

 

(冬の寒さとヒートショック)

温度の関係する家庭内事故といえば、最も注意して頂きたいのは『ヒートショック』です。

*ヒートショック=急激な温度差によって体に起こる悪影響のこと。

暖かい場所と、寒い場所を移動するだけの何気ない行動が原因となるヒートショック。

時には命を脅かすこともある非常に怖い現象です

特に冬場の浴室での発生率が高く、平成25年度、厚生労働省の調査では1年間で全国で19000人もの人が入浴中にヒートショックが原因で死亡しています

また、死亡者の約82%が高齢者であることから、冬期の高齢者の入浴時には細心の注意を払う必要があります。

ただ入浴時だけ注意していればいいのかというとそうではなく、、暖房の効いたリビングからの寒い廊下への移動。寝室の暖かい布団から出ての寒いトイレなどへの移動時も同様に『ヒートショック』のリスクが考えられます。

 

つまり大きな温度差が生じる生活状況であればどこでも起こりえるヒートショック。

浴室や脱衣室の暖房の設置は是非お薦めしたいところですが、それに加えてちょっとした移動時に羽織れるもので寒さ対策をすることや、小型暖房機を小まめに活用するなど普段からのちょっとした心がけも大切といえますね。

 

■■■今回のコラムも、前回に引き続き、株式会社兵庫ガスセンターの阿原さんが担当しています。

今後、順次、登録事業者がコラムを書いていきます。

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