コラム担当:㈱正建工業(水口)
リ・フォーム は、「リ・ソウル」から リ・ボーンへ
コラムリレー続いては、理事をさせて頂いております株式会社正建工業の水口でございます。
作文や文章を書くのは、大の苦手で図面を引いてる方がよっぽどマシかなと思いますが。。
建築の仕事を志して早や40年が経ち その間の最大の出来事は、先のコラムリレーにも出てきております 阪神、淡路大震災で被災し復興に事業者として直面したことです。
一瞬にして変わってしまった街並み、1階が潰れ2階部分が道路にはみ出した木造住宅、いとも簡単に潰された強固なコンクリート構造物やマンション
あの惨状を目の前にしたときの無力感は、今も脳裏に焼き付いています。
多少なりとも建築構造の知識もあり 建築物に対する思い入れもありました。
「関西では、地震は、無いでぇ」と言われ 京都には、千年も前の神社、仏閣が現存していると教えられてきたことが それが根底から覆された思いになりました。
事業者としても「気持ちを入れ替えて仕事に掛からんと今後、何が起きるか分からん」と思うようになり 建物には、「安全、安心」が一番大事なことだと気づき事業を行って参りました。
“NPOひょうご安心リフォーム推進委員会”の設立時にも「安心、安全」な住宅や建物を提供する事業者として参加させていただきました。
神戸市内の震災前の住宅や建物は、ほぼ建て替えられ、震災後に建てられた建物や住宅もリフォームやリノベーションの時期に入り 多様な用途に変化しているように思われます。
今後 社会は、いっきに情報化や高齢化が進み建物に対するニーズも変化して「便利で安全、安心」な暮らしをお届け出来るような型にリフォームをするような時代になってきました。 事業者としてもその変化に追従できますように活動していきたいと思います。
事業者としてちょっと忘れかけてた震災時の想いをもう一度胸に
「Re・form」“作り直す”「Re・soul」“魂の入替” 「Re・born」“生まれ変わる”
そして次の時代に継いでいけるような仕事をしていきたいと思います
ひょうご安心リフォーム推進委員会に携わる方々と共に地域の皆様方のお役に立てますように取り組んでいきたいと思いますので 今後ともよろしくお願い致します。